以前から、
ヘナ染めに興味はあったものの、
実際にどんな感じなのかは
よく分かっておらず。
1年以上前に、
マレーシアへ旅行をした時に、
現地通貨を使い切りたくて、
ヘナを購入していたものの、
そのままずっと放置。
それから、傷んだ自分の髪の毛が
気になり始めたこともあって、
合成シャンプーやリンスなどを
使うことをやめて、
石鹸シャンプー、
クエン酸リンス、
お湯で洗うのみに切り替え。
始めて４ヶ月ぐらいは、
髪の毛のパサパサ感や
ギシギシした洗い上がりに
絶望しつつ。
自分の本来の髪の状態の酷さを
感じて、半年ぐらい経つと、
パサパサ感などを
あまり感じなくなる時が来た。
髪質が以前より改善したのかもしれない。
ただ、白髪染めも
全くしていなかったので、
白髪が目立つ。
今こそヘナ染めのチャンス
ということで、
前置きが長くなりましたが、
初めてのヘナ染めに行きました。
ちなみに、
サロンは家から車で15分のところに、
雰囲気の良さそうなお店を発見したので、
そこに行くことに決めました。
こんなところ→つきとひつじ
ここで、ヘナについて
少しだけ調べたことを。
ヘナはミソハギ科の植物・・・
初めて聞く科、ミソハギ？？
サルスベリやザクロもミソハギ科なのだと。
ヘナは白髪をオレンジ〜赤系に
染めることができて、
脱色作用はないので黒髪は染まらない。
というか、染めても黒の色が
強いので変化が見られないということ。
落ち着いた茶色にしたい場合には、
ヘナに藍を混ぜて染める。
ただし、黒髪が多い人が藍を混ぜて染めると、
暗い黒になることと、
脱脂効果が高いので、
白髪の割合が少ない場合は、
ヘナだけで染めた方が良いのだとか。
ヘナ染めとアーユルヴェーダは
深い関わりがあって、
インドでは、
白髪を染めるというよりも
髪の毛を健康に美しく保つために
日常的にヘナ染めをしていたのだそう。
ヘナには髪にハリ、ツヤを与える
トリートメント効果が高く、
余分な皮脂も取り除く効果があるという。
もっと前にやっておけば良かった。
それでは、ヘナ染め体験へ。
サロンは、見た目お家。
危うく通り過ぎそうに。
部屋の中に入ると日当たりが良く、
植物の鉢植えが沢山置いてあり、
優しげな落ち着く空間に
ドキドキしていた気持ちが少しおさまって、
いざスタート。
ヘナ染めをする前に、
アロマリンスと、
頭皮オイルマッサージをして、
頭皮と髪の状態を整えてから。
ヘナによるトリートメント効果と
脱脂効果は、
元々の頭皮と髪の状態によっては
逆にごわつく可能性もあるので、
自分でヘナ染めする時にも
オイルマッサージをやった方が良いのだそう。
ヘナと一緒に
自分の悩みに対応するハーブを一緒に混ぜて、
塗布してもらえるので、
髪の毛が広がりやすいことと、
ツヤが欲しいことを伝えると、
ハイビスカスとローズヒップの粉末を
ヘナと混ぜてもらった。
そのままお茶にして飲めそう。
ヘナと一口に言っても、
ヘナの生産地が違うと性質が違うのだそう。
インド産とモロッコ産の２種類の
ヘナをブレンドしてもらいました。
インド産は、色素が豊富に含まれていて、
軽い質感で、香りが少ない。
モロッコ産は、艶を与えて、
広がりやすい髪質を抑える効果が高い。
ヘナの匂いは、
畳の匂いに似ていた。
ヘナには頭に溜まった熱を
沈静する効果があるので、
その効果もあいまってか、
ヘナ染めをした後には、
スッキリとして、気持ちが良い。
以前白髪染めをした部分の色が
更に明るくなって、
白髪はよく見ると、
輝くオレンジ色。
もはや髪の色が何色なのか
分からない状態に。
ヘナのおかげなのか、
髪が落ち着いて
手触りがとても良くなった。（個人の感想です。）
とはいえ、ヘナ染めから５日経つと、
その効果は薄まってしまったけれど。
染め物をしていると、
指や爪が染まることがあるけれど、
髪の毛もタンパク質。
布や糸を染めても、
髪の毛を染めたことは
なかったので、
ヘナの粉末をお湯で溶いて、
塗って放置しただけで
染まるということは、
髪の毛以外にも
応用できそうだなと思ったり。
普段、
草木染めをする時には
媒染という工程をした方が良いと
書いてきたけれど、
ヘナは酸化することによって、
色が定着していく。
ヘナで染めた最初のうちは
間隔をあまりあけずに、
３週間に1度程度ヘナ染めをすると
色素の定着がよくなるとのこと。
これを応用して、
簡単に草木染めができないかなと
考え始めたのでした。
染めるだけではなくて、
髪も健康に艶やかに、
気持ちもスッキリする
効果を感じたヘナ染め体験でした。
草木染めには、
植物の匂いや、
染めていく工程を通して、
心が穏やかに
瞑想しているような気持ちに
なっていく気がします。
そんな草木染め体験をしてみたい方は
こちら↓
草木染め体験
コメントを残す