今回は染液のpHを変えるとどうなるかの実験をしました。
染料は、食卓でもお馴染みの赤紫蘇。
以前、青紫蘇を染めてみたものの、
そんなに変わりばえのしない色だったので、
赤紫蘇も同じなのかと思っていました。
でも、赤紫蘇でモスグリーンに染められる
という情報があったので、
庭に勝手に生えている赤紫蘇が茂ってきたので、
染めてみることに。
ただ、染めるのも面白くないので、
煮出した染液に、
クエン酸と重曹をそれぞれ適当に入れて、
pHを変えてみました。
液の色が一瞬でぱっと変わったので、
これは期待できそう。
これにみょうばんで先媒染した綿さらしを投入。
綿さらしは、それぞれ豆乳下地処理をしたものと、
していないものを比較。
下地処理についてもう少し知りたい方はこちら↓
そして、それぞれのpHで染まった色はこちら↓
酸性にするとピンク。
アルカリ性にすると黄色みがプラスされて、
何も入れずにそのままで染めるとモスグリーン。
今回は染液のpHを変えるとどうなるかを
比較してみましたが、
豆乳下地処理をしないと
染まりにくい色素だということも。
媒染のpHの変化を受けないように、
あらかじめ先に媒染しておいたので、
媒染するタイミングを染めた後にすると
色が変わるかもしれません。
媒染についてもう少し知りたい方はこちら↓
この草木染めの基本になる下地処理と媒染について
実際に学んでみたい方はこちら
今回の赤紫蘇のように染液のpHを変えると、
色が変わることがあるので、
他の植物でも試してみると新たな発見があるかもしれません。
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