ビワ酒のビワとしじみ汁

唐突だけれど、しじみ汁のしじみを食べる人はいるだろうか。
私は小学校の低学年の頃まで、ヤマトシジミで有名な宍道湖が近い島根県に
住んでいたこともあってか、しじみ汁を食べる機会が多かった。
当時は、しじみの身も全て一つ一つ貝殻から剥がして食べていた。
大人になってから、しじみ汁のしじみは出汁になっているので、
一つ一つ身を食べている人が少ないことに気がついた。
いやむしろ食べていない人しか見かけていない・・・
そんなしじみのことが、去年仕込んだビワ酒を見ていたらふと思い浮かんだ。

どういうことかというと、
去年の6月に一度に70個ぐらいビワをもらって、
日持ちのしないビワをどうにかあの手この手で保存できる状態にするために、
コンポートを作ったり、冷凍したり、ジャムにしたりしていたら、
ビワ酒にすると杏仁の甘い香りがして美味しくなると教えてもらったので、
ビワ酒を仕込んでみた。
仕込んでみたといっても、ビワの実丸ごとと砂糖とホワイトリカーを漬け込むだけ。
調べてみたら、ビワの種だけでもできることを知ったので、
ジャムやコンポートに使ったビワの種も後から仕込んだビワ酒に追加してみた。

半年以上漬け込んでいたビワ酒は本当に杏仁の甘い香りがした。

果実酒を作ると悩ましいのは、漬け込んだ果実をどうするか。
本来は香りや成分がお酒に抽出されているので、旨味は出てしまった状態。
でもやっぱり勿体無いって思ってしまう。

どうしようかなと思っていたら、果実酒の果実を取り出して、
低温のオーブンで乾燥させてドライフルーツを作っている人がいた。
お酒に浸かっていた果実はお酒しみしみで甘いから、
アルコール分を飛ばすには加熱した方が良いかと思いつつ、
とりあえず天日干しにしてみることに。
ある程度乾燥したら最後にオーブンで仕上げの乾燥をする予定。
どうなるだろうか。
水分のなくなったビワがどんな感じになるのかも想像できないけれど。

ビワの種を捨てようかと思ったら、何だか種の周りが赤い。
これはもしかして染色に使えるのでは無いかと思ったのでとっておくことに。
ちなみにビワの葉や枝でピンク色に染められるので、種でも染めらる可能性が。
試してみた結果はまた後ほど。




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