憧れのサフラン

今日は、8月半ばに植え付けたサフランの話。
大きめの不織布ポットにサフランを10個。

植えてから1ヶ月経っても何も変化は見られなかった。一見、土しか入っていないポットは、気がつくと猫たちのベットもしくはトイレになっていた。
実際にポットの上にいるのを見かけてはいないけれど、夜になると猫の鳴き声が聞こるし、
庭で運動会をしているのは知っているので、99%の確率で猫・・・

これを見過ごすわけにはいかず、
庭に植えてある山椒の木を少しばかり剪定。
剪定した枝を、これは痛いんだよと
分かるように土に刺してみた。
しかし、次の日ポットの上を見てみると、
枝を倒してほじくり返されていた。
痛くないんだろうか・・・
いやそれよりも、
サフランの球根が出てますけど。

ここで諦めてはいけない。
山椒の枝を増量し、土の上に寝かせて
土の表面全体を覆うようにして置いた。

これはさすがに、嫌がるだろうと思って、
次の日見てみると、荒らされていなかった。

猫との小競り合いは終わり、
しばらくすると、葉がスッと伸びてきた。
それから1ヶ月ほどしたら、
何の予兆もなく、花が咲いていた。

山椒の枝は少し減らしてそのまま置いている。

サフランは虫に大人気で、蜜の取り合いをしていた。
しかも、人が近づいて写真を取っていても夢中で花の中に潜ったり。


サフランを育てた理由はめしべにあり。
虫が一瞬離れた隙にピンセットで
めしべをさっと回収した。
その後、虫がサフランに戻ってきたけれど、
めしべがなくなったせいなのか、いなくなってしまった。
さっきまでの大人気ぶりが嘘のよう・・・

風が吹けば飛んでしまうめしべ

サフランのめしべは最も高価なスパイス。
なんたって、一つの花から3本しか取れない。
これを大量に集めるのは大変。
高いには訳があると育ててみて気がついた。

そもそも、何でサフランを育てようと思ったのかというと、
「うまい雑草、ヤバイ野草」という本に、
こんな文が載っていたから。

庭先で咲いたサフランから、ぴちぴちした雌しべを6〜9本ほど収穫する。これを日干ししてからハーブティーに、思わずため息がもれ、笑顔がほころぶやさしい味わいに心までほこほこしてくる。育てたものだけが味わえる最高の滋味。

こんな文を読んでしまったら、
どんな味なんだろうと思って、育ててみたくなるでしょう。
とはいえ、この文を読んでも育ててみようと思う人はそんなにいないかもしれない。

乾燥させたサフランは、心を落ち着けたい時にハーブティーにして飲むことにしよう。

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