先日、岐阜と名古屋に行って来ました。
旅の目的は、岐阜県在住の機械編みの先生である
市川わかなさんに会いに行って機械編みを体験することと、
草木染めを一緒にできたら良いなって感じでした。
結論からいうと、残念ながら草木染めをする時間が足りず、できませんでした。
そして、岐阜に行くためには、名古屋を通るということで、名古屋の観光をすることに。
なぜ岐阜に行って岐阜の観光では無いのかというツッコミは受け付けません。
やっぱり名古屋と言えば、モーニングとちょっと変わった食文化。
これも私の旅の目的でした。
岐阜の話の前に、少しだけ名古屋について。
名古屋を観光してびっくりしたのは、
道路が広い!
商店街(大須)が広くて、見たことがない食べ物が沢山ある!
名古屋城が圧巻!
とりあえず印象に残っていることを挙げてみました。
名古屋でモーニングを食べたところの紹介も。
(まだ、機械編みの話にはなりません。)
モーニングを食べに行ったお店は、映え要素しかない
ゾウメシという味噌屋さんが経営しているお店、喫茶ゾウメシ。
コーヒーカップを持っているぞうさん。こういうロゴを作ってみたい。
さっそく、朝から食べたい物を食べたいだけ食べる勢いで、注文したものは・・・
クリームソーダ(ゾウのクッキー付き)、ピザトースト、プリン
見た目はもちろん、味も美味しくて、味噌屋さんらしくピザトーストには味噌が使われていましたが、ピザと味噌が合う。今度家でもやってみようと思いました。
それでは初めての機械編み体験。
わかなさんに糸のセットや編み始めを全部やってもらったので、
私がやることは、ひたすらキャリッジというハンドルみたいなものを左右に動かすだけ。
そうするとメリヤス編みがどんどんできる。
手編みの何倍のスピードなんだろうと思うぐらい一瞬でできていく。
この機械があって、なおかつ自分で使い方をマスターしたら、手編みをしなくなるだろうなと思うぐらい、早くて楽ちん。もちろん手編みには手編みの良さがあるけれど。
今回、わかなさんにリクエストしたものはベスト。
詳しい作り方はわかなさんの記事を参考に。
作り方を端的に言うと、
長方形に編んだ布を二つ合わせて中央と端を縫い合わせるとできてしまう。
この発想は天才だわと感心。
こんなに簡単にベストってできるんだという感動を味わい方は、ぜひ岐阜まで行って体験してください。わかなさんのブログはこちら
機械編みで作った長方形の布を縫い合わせている途中で、
わかなさんのお子さんを迎えに行く時間になったので、せっかくなので一緒に行くことにしました。
保育園の途中に、お団子屋さんがあるよと言われたからでは決してありません。
またまたせっかくなので、帰りにお団子屋さんへ行って、お団子パフェを食べました。アイスの上にみたらし団子とわらび餅とクッキーが乗っていてボリューム満点。うまし。
家に帰って来てから、ベスト作りの続きを少しだけして、後はわかなさんのお子さんと遊んで、ご飯を食べて、結局ベストは完成せず。
といっても、残りは端を縫い合わせるだけなので、帰ってからサクッと完成。
こんな感じになりました。
ベストに使った糸は、綿70%ナイロン30%だったので、色が入りやすくなるように、あらかじめ前に使った染液が残っていたので、それを薄めて下染めをしておきました。
さてこれを何色に染めようか。
最初はベージュか黄色にしようと考えていたけれど、
庭のネムの木が、もっさりして枝もかなり伸びていたので、少しスッキリさせた方が良いんじゃないかと思ったので、ネムの木の葉っぱを使って染めることに決定。
ネムの葉でも緑染めができるという情報があったので、最近学んだ緑染めができるんじゃないかと思って試してみることにしました。
ネムの枝ごとバサバサ剪定して、
枝がなるべく入らないように葉っぱだけを大量に集める。
よく見ると葉っぱには、アブラムシと蟻が沢山付いているので洗う。
文にするとさっとできそうな感じだけれど、意外とこの作業が大変。
葉っぱを何となく細かく切ってから、鍋に大量に入れて炭酸ソーダと水を入れて火にかけて煮出す。
煮出した染液は黄緑色。
更にもう一度煮出すと、緑みの濃い染液になった。
今回は若草色を目指そうと思ったので、2回分の染液を合わせて染めてみることにしました。
2回目の染液だけを使うともっと緑が強くなるはず。
できたものはこちら↓
写真で見ると光の加減で分かりにくいけれど、自分が染めたかった色に染めることができました。これぞ若草色。
そのうち緑みがなくなって黄色っぽくなるだろうけれど、1度目の染めは、明るい色にして良かった。なぜかというと、きっと何度も染め重ねて、最後は茶系に落ち着くから。
自分が目指している草木染めは、手軽に染めて色が褪せてきたら、また染め重ねるスタイル。
だから一度染めたものを違う色に染めてまた違った雰囲気で楽しむことができる。
暮らしの中の染めはそんな感じで良いんじゃないかと思うのでした。
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