草木染め基本のき④染液

草木染めをする時に、
真っ先に考えるのは染液についてではないでしょうか。
字のごとく、
染液とは、植物から色素を取り出して繊維を染めるために使う液のこと。

今回は、一般的な植物を煮出して色素を抽出する染液について。
他にも抽出する方法はありますが、まずは基本から。

染液を作るといっても、
どんな植物がどのぐらいの量必要なのか。
煮出す水はどのぐらいの量で、どのぐらいの時間煮出したら良いのか。

答えは・・・
分からないです(笑)

染色の本などには、一応目安的なことは書いてあります。
例えば、
植物の量は、
生のものだと、染める繊維の同量〜4倍程度。
乾燥したものだと、染める繊維の半量〜2倍程度。
煮出す水は、染める繊維の50〜100倍。(100gの布を染めるとしたら、水5L〜10L)
煮出す時間は沸騰してから20分程度。

なんて書いてあったとしても、
染料として使う植物によって、含まれている色素の量や種類はまちまちで、
そもそも同じ植物でも採取した場所や時期などでも違います。
含まれている色素が水に溶けるものなのかとか、
色んなことを考えると分からなくなってきます。

結局、自分がいきついた染め方は、
染める繊維が十分浸かる量の水が入る鍋に、
鍋7〜8分目ぐらいの植物を入れ、植物が浸かる量の水を入れて
煮出すスタイル。
染料店で購入した染料や、乾燥したものを使う場合は量を調整しますが、
生の葉っぱを使う場合は大体こんな感じで染液を作ります。

煮出す方法も、例えば煮出すのを1回で終わらせず、
何度も何度も染料を煮出していくと、出てくる色素が変わってきます。
もしくは煮出す時間を長くして、色素をしっかり抽出する場合もあります。
色素によっては熱によって分解してしまうものもあるので、
一概によく煮出すことが良いとも限りません。

結局のところ、
植物によって、環境によって、人によって、
全部違うことです。

ただ、色素が少ない染液を作ると、
ただでさえ染めにくい繊維である綿や麻の場合は
染まらないということがあるので、
個人的には、染料は気持ち多めに入れて煮出した方が良いと思います。
濃いなと思ったらお湯で調整して染めることができるので、
少ないよりは多い方が良いでしょう。

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