薄く染まったみかんの皮

冬といえばこたつにみかん。
こたつはあっても、こたつでみかんを食べることはなく。

ここ最近、人から柑橘類をもらうことが多くて、
沢山溜まってきた皮。
みかん、ポンカン、デコポン、はるみ。
柑橘の皮をどうしようかと悩む。
よく洗って乾燥させて粉にして陳皮塩を作っても良いけれど、
大量にあるし、去年の陳皮がまだ残っているから、作ってもなぁと。

もしかすると、みかんの皮って染まるかもしれないと思いたち、
少し調べてみると、恐らく薄い黄色にしか染まらない感じ。
沢山あるし、とりあえずやってみよう。

柑橘の皮に含まれる色素は、水に溶けにくいものが多いようなので、
アルカリを入れた方が良さそう。

柑橘の皮に炭酸ナトリウム(ソーダ灰)を少量入れて煮出してみた。

黄色の色素が結構出てきた。
これなら染まるかもしれないと少しだけ期待してしまった・・・


ところが、これがなかなかの曲者で。
染色液に布を入れると、一瞬染まったかのように見えたけれど、
媒染として使った焼きみょうばん液に入れると、
どんどん黄色が抜けていく。

これはアルミでは定着できない・・・
媒染液が酸性だからかもしれない。
ということで、試し染めをしてみたさらしは、
限りなく薄い黄色に染まりましたとさ。

この色素はきっと綿では厳しいようなので、
ウールとか絹だったら染まるかもしれない・・・
次回みかんの皮で染めるとしたら、
毛糸でも染めてみようかな。

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