思ったように染まらなくても、今日の出会いは一期一会。

玉ねぎを育てたことはありますか?

今年の玉ねぎのできは今までで一番のでき。
何回チャレンジしても、
小さな小さな玉ねぎがコロンとできていただけだったから。

玉ねぎを大きく育てるためには、
肥やしが沢山いるんだと聞いたことがある。
去年玉ねぎを植え付ける前に、
熟成させておいた腐葉土を土の中に混ぜ込んでいたのが良かったのだろうか。

それはさておき、
植え付けていた玉ねぎは紫玉ねぎ。
意図してではなくて、たまたま苗が売っていたから。
紫玉ねぎは普通の玉ねぎよりも水分が多いことも知らなかったぐらい。

家では滅多にお目見えしない紫玉ねぎ。
これでやってみたかったことが一つあった。

それは、紫玉ねぎの皮で染めてみること。
染色の本によると、紫玉ねぎで緑色に染められるらしい。
緑といっても、深緑というよりはウグイス色。
参考にした本はこちら↓


普通の玉ねぎだと黄色〜オレンジ、茶色に染めることができる。

貴重な紫玉ねぎの皮を5gほど溜めて、
いざ染液作り。

染液には緑要素なし。
でも、染液の色と実際に染まる色は違うことが
多々あるから、これは気にする必要なし。
さて何色になるかなーと染液に布と糸を入れてみると、
やっぱり黄色っぽくないかなと思いつつ、
染まったものはこんな感じに↓

左上綿布、左下絹布、右絹糸

全然緑ではない。
普通の玉ねぎと変わらないような・・・。

ただし、本によると、同じ染液を使って、
染めていくと色が変わってきて、
そのうち黄色色素が薄くなり、緑が強めになってくるのだとか。

まだ1回目なので、気を取り直して次の布と糸を入れてみる。
結果はこちら↓

左上綿布、左下絹布、右絹糸

心の目で見ると、1回目よりは、若干緑がかっているかもしれない。
でも黄色強め。
3回目には少し染液を薄めて染めてみた。
結果はこちら↓

左上綿布、左下絹布、右絹糸

もはや普通の玉ねぎの色とこれは変わりない感じ。

本に書いてある条件を忠実に再現したのだけれど、
書いてある通りには全くならなかった。
紫玉ねぎの皮の状態や生育条件なんだろうか・・・

今回は緑色にはならなかったけれど、
草木染めの面白いところはこんなところかもしれない。

植物の生育環境や状態、
煮出す時の温度、時間、p H、水質の違い、媒染のタイミング等。

他の人が染めたものを見て、こんな色になるんだと思って染めてみたら、
同じような色にはならないこともある。
何が違うんだろうと思うけれど、草木染めで出会えた色は一期一会。

なんて格好つけてみても、緑色に染めたかったなぁと思ってしまうのも心情。

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