ハゼラン(スベリヒユ科ハゼラン属)
塀と道の隙間、敷石の間などに生え、
放っておくと高さが80cmほどになる。
上部で枝分かれをして、
夏になるとピンク色の小さな花をつける。
ずっと花が咲いた状態ではなく、
午後3時〜4時頃に開花するので、
サンジソウ(サンジカ)とかヨジソウと呼ばれることもある。
開花した状態も長くは続かず、夜になると閉じる。
ハゼランは食べられそうだけれど・・・
ハゼランを初めて認識した時に、
私の頭に浮かんだ言葉は・・・
これ食べられるんじゃないかな。
葉っぱが肉厚で、
ツルムラサキに似ていると思ったから。
比較するとそれほど似ていないけれど、
どことなく雰囲気が似ている感じ。
調べてみると、
ハゼランは熱帯アメリカ原産で、
食用や薬用として利用されているらしいことが分かった。
ハゼランを食べてみる!
生の葉っぱをかじってみると、
少し苦味を感じる程度で、野草にしては癖が弱め。
少し粘り気を感じた。
これは食べられそうだと思ったので、
早速小さめの葉っぱを取って来て、
卵と混ぜて、卵炒めにしてみた。
食べた感想は、
食べやすいの一言。
美味しい美味しくないではなくて、
癖をほとんど感じないので、食べやすい。
癖のある野菜が苦手な自分でも食べられたので、
時々料理に使っても良いんじゃないかと。
ハゼランで染めてみる
それでは実食した後に、染め作業開始。
ハゼランの葉、茎を切って煮出してみた。
沸騰してから10分煮出しても、
色がほとんど出ていないようだったので、
少しだけ重曹を足してさらに煮出してみる。
重曹効果で、黄色っぽい液になってきた。
煮出した染液はこちら↓
トロミがついた染液になったので、
濃染処理をした晒しに全然色が入っていかない。
染めた結果は↓
左からアルミ、銅、鉄媒染。
染液からは想像できない色に。
これは染まったのだろうか。
よく分からない結果になった。
染めてみた結果、
ハゼランは染めるよりも、
食用として時々食べて、
可愛らしい花を鑑賞するのが良いのかもしれない。
ただ、放っておくとあちらこちらから出てくるし、
かなり巨大化して広がるので、
適当な時期に刈り込んだ方が後々後悔しないかもしれない。
こんな風に食べたり、染めたり、
何かこの野草は使えないだろうかと
やってみるのが楽しくて、今日も実験してみました。
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