草木染めワークショップ開催報告

昨日、「草木の恵みで染める草木染め体験」を開催しました。

実は、何度か友人に依頼されて、
現地に行き、草木染めを教える機会はあったものの、
自宅で開催するのは初めてでした。

今回ワークショップに参加されたのは、
大人2名、子ども2名
かなり賑やかな感じでお話しながら。

染めるものを選んで、模様付け

まずは、染めるものを選んでもらいました。

小学生の女の子が参加するということで、
これは喜ぶだろうと思って選んだ桜の刺繍入りハンカチは、
見事に乙女心に火をつけた。
そんなこんなで、染めるものを選んでもらって、
いよいよ模様付け。

参加者さんの中には、模様付けをしないで、
無地にすると言っていた方もいたので、
どうしようかなと思いつつ、
ビー玉と輪ゴムを使った模様付けの方法、
針と糸を使った縫い絞りでこんなのができるよと
実際自分が作ったTシャツを見せました。

縫い絞りとは、
絞りたい形の下書きをして、下書きの上をぐし縫いしながら
糸を少しずつ引き絞っていく方法。
一応こんな方法もあると教えつつ、
これを選ぶ人はいないだろうとたかを括っていたのだけれど・・・

まさかの、子どもたちが桜の刺繍が入ったハンカチに
しずく型の縫い絞りを入れたいと。
もうすでに桜の刺繍が入っているし、
生地が薄いので縫い絞ると穴が目立つ心配があるので、
それを伝えても心は揺るがず。


小学4年生の女の子は、途中糸が引っかかることもありつつ、
ほぼ自分で縫い絞りをやっていた。

いよいよ染めてみる

今回のワークショップで用意したのは、
シュロの染液。

染める方法は、一般的な煮染めではなくて
浸し染めという方法。
煮染めだと、植物繊維に下地処理をして、
高温の染液で染めていく。
浸し染は、染液の温度を高温にせず、
染液と媒染液を交互に繰り返して染める方法。

色素がゆっくりと繊維に染み込んでいくので、
植物繊維に下地処理をしなくても染めることができる。
時間がかかるので、短時間で染める草木染め体験ではやらない。
煮染めなら、大きな鍋一つで全部一緒に入れてしまえば、
短時間で一気にできる。

どっちが良いか悪いかではなく、
時と場合、何を求めているかによって変えていけば良いと。
実はこの言葉は、前回受講した草木染め講習会の先生の受け売り。
なるほどと思ったので、
自分が主催するワークショップでは、
ゆっくり染めていく方法を選ぼうと思った。
時間がかかっても、
自分が染めたっていう体験がしっかりできるから。
もちろん、高温の染液ではないから、誰にでもできるし。
参加者さんからは、
これって何か瞑想みたいだねーと。
もしかして、染める作業は心を落ち着ける
作用もあるのかもしれない。

無心で染める女の子

できあがり

染めたものはよく水洗いして脱水して乾かしてできあがり。
時間が足りなくて、染められなかったものもあったけれど、
残りは家で染めてみると言われたので、
次回のワークショップでは時間配分も気にしていこうと思いました。

参加者さんの感想

思っていたより手軽にできた!
身近な植物を材料にできるのが楽しい。
他の植物でも色々と試してみたくなった!

すごく楽しかったです!
子どもも没頭していました。
やらないと分からないことが沢山あって、
やっぱり体験に勝るものはないと思いました。
染めものは少し難しいイメージがあったのですが、
家にあるもので自分にもできる気がしてきました。
庭の植物で染めものができるようになりたい!
と夢が広がりました。

参加していただきありがとうございました。
身近な植物を知って、楽しむきっかけになれば良いなと思うので、
またワークショップを開催します。
興味のある方はこちら

四季を感じながら、畑や草木染めを含めたモノ作りを暮らしに取り入れてみませんか?
無料メルマガ登録はこちら↓

メルマガの詳細についてはこちら

今すぐメルマガ講座を読んでみたい方はこちら

 

「春夏秋冬、染めと手しごとのある暮らし」無料メルマガ講座




コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です