今日は奈良の観光。道中色々あった中、今回は薬関係について。
奈良は仏教と共に生薬が伝わった場所。
古くから生薬の栽培をしていた地でもあり、中でも大和当帰は国内で1番品質が良いとされている。
平成24年までは、当帰の根、葉は薬事法で薬の扱いだったが、薬事法が緩和されて、
葉は食薬扱いになったそう。
その大和当帰の葉を薬膳料理に取り入れているお店Power of foodでランチ。
セリ科の当帰はわりと癖が強めなので、例えばいつもの味噌汁の出汁に、
当帰の乾燥葉をお茶の要領で出したスープを一緒に足して使ったり、カレーに入れたりして、
当帰の味をメインにしなければ取り入れやすいとのアドバイス。なるほど。
当帰の効能は、体を暖めながら補血をする。
根っこの方が生薬というだけあって効果は高いけれど、葉でももちろん効果はあるそう。
ランチメニューは3種類。
薬膳といえばお粥と思ったのでお粥を注文。
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朝から軽い頭痛がしていたのに、お粥を食べていたら、その痛みがひいていた。
食事の効果を感じたのはこれが初めて。
このお店は今月いっぱいで営業は終わるというので、残念だけれどこのタイミングで行けたので良かった。
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ランチの後には、漢方薬局でスパイスカレーの調合をするワークショップへ。
参加者は自分一人。
ベースのカレースパイスは元々調合されていたので、
それに自分が増やしたいスパイスを追加して出来上がったものを
パッケージしてもらうという流れだった。
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それぞれのスパイスの効用や味、香りなどを一通り説明を聞きながら、
一つ一つスパイスの香りを確かめて、どれをどのぐらい足していくか決めていった。
私たちが普段使っている生姜の話。
生姜を単純に干しただけのものを生姜(しょうきょう)、蒸して干したものを乾姜(かんきょう)という。
この二つには使い分けがある。
前者の生姜は、表面から暖めるので、発汗したりすぐに体がポカポカしてくるが、持続性は短い。
後者の乾姜は体の中からじんわり暖めてくるので、生姜ほどの即効性は無いけれど、
暖かさを持続させたい場合や、発汗させて逆に体が冷えたり、津液を消耗したくない場合に有効。
体が冷える場合にはこちらを使うのが良さそう。
ただ、スパイスだけで冷えに対処するのではなくて、使う食材や料理法なども
うまく使えると、美味しくて体が喜ぶものができるから、1番は効能云々よりも
美味しいと思って食べることだと。
素敵なパッケージに詰めてもらって、学びの多いワークショップだった。
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こういうワークショップをすることによって、
漢方薬局に気軽に入るきっかけにしたい
そうなので、ぜひ興味のある方はこちらをチェック↓
明日は、京都と大阪観光。
せっかく観光に来たからといって、ついつい予定を詰めすぎてしまう。
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