先月頃から道端や空き地、
川沿いを歩いていると、
黄色い花をつけた
セイタカアワダチソウを見かける。
外来種と言われて、
生命力が強く厄介者扱いされていた
セイタカアワダチソウ。
今は帰化植物として
日本に馴染んでいる。
今でも厄介者として扱われているのは
あまり変わりないかもしれないけれど。
アメリカやヨーロッパでは、
薬草として使われているのだそう。
花粉症の原因になると言われている
ブタクサとぱっと見が似ていて、
下手をすると、
セイタカアワダチソウが
花粉症の原因だと思われている。
ちなみに、
ブタクサとの大きな違いは、
葉の形。
スッとした形をしていているのが
セイタカアワダチソウ。
ギザギザしていているのは
ブタクサ。
沢山生えている
セイタカアワダチソウを何本か
刈り取って早速煮出してみると、
何か嗅いだことのある匂い。
・・・これは春菊の匂い。
セイタカアワダチソウという名前の通り
泡立つ染液。
この泡が酵素なんだそう。
入浴剤として使うと、
肌や髪の毛がツルツルになるとか。
体の中の毒素を出す効果があるとか。
セイタカアワダチソウは黄色い花だし、
黄色の染液になるんだから、
黄色に染まるだろうと思ったあなた…
正解!!
アルミ媒染で鮮やかな黄色に。
鮮やかすぎるので、
色を落ち着けるために鉄媒染をして、
何となくグラデーションに。
アルミ媒染では明るすぎたり、
何となくぼやっとした場合に
鉄媒染をしてみると、
色の幅が広がって
思った以上に良い色になることも。
草木染めの面白いところの一つは、
媒染剤を変えると色味が変わるところ。
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