草木染め基本のき②植物繊維

今回は木綿や麻の植物繊維の話。
さて、この植物繊維はどんな特徴があるでしょうか。

木綿といえば、
アオイ科ワタ属の綿の実が弾けて、種を守るようについている綿毛。
コットンボールといって、初めて見た時には
綿がそのままついている姿が衝撃的。

これを原料にしたのが木綿。
主成分はセルロース。

木綿といえば、洗濯する時にあまり気を遣う人はいないのではないでしょうか。
洗濯機でガンガン洗う人が多いと思います。
ということで、繊維の特徴としては、
丈夫で、アルカリで洗っても傷みにくい。
草木染めをする時にも、高温であったり、アルカリで煮出した染液でも
ほとんど気にせずに染めることができます。
もちろん限度はありますが。

但し、木綿はほぼセルロースでできているため、
草木染めの場合には下地処理というものが必要です。
処理をしなくても染まる染料もありますが、
基本は何かしら下地処理をした方がよく染まると覚えておくと良いです。
繊維自体の特徴ではありませんが、
漂白された生地が多いので、色素が入りにくいことがあります。

一方、麻には何種類かありますが、
日本では昔から麻といえば、ヘンプ(大麻)が一般的でした。
今では、リネン(亜麻)やラミー(苧麻)など異なる植物を原料とした繊維を
まとめて麻と呼んでいます。
麻といえば、シャリ感があり、丈夫な素材というイメージでしょうか。

麻も草木染めをする時には、綿と同じように扱います。
経験上、麻素材の方が木綿よりも染まりが良いことが多いように感じます。
麻にはリグニンという成分が含まれているからでしょうか。
詳細は分かりませんが。
ちなみに再生繊維であるレーヨン、リヨセルやキュプラも同じように扱います。

今回は植物繊維を天然染料で染める時には下地処理というものを
した方が染まりが良いという話でした。

次回は下地処理についてのやり方です。

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