たまには、染色以外のことも。
今日はアラビア書道教室に行く日です。
と言われたとしたら、
へぇー、そうなんだー。
と思う人は少ないでしょう。
そうなんだって終わらせる人は、単純に話に興味がないのでしょう。
「え？何アラビア書道？何それ？」
って聞き返されること必須。
アラビア書道について説明する前に、
自分が何をきっかけにしてアラビア書道を習おうと思ったのかについて。
アラビア書道との出会い
習おうと思ったきっかけは、
海外旅行でトルコに行った時。
初めて海外に行ったのは、トルコでした。
トルコのモスクの中に入った時に、
絵のような飾りのようなアラビア文字が目に入りました。
最初は文字だと思わずに、きれいな飾りがあると思って、
写真を沢山撮って帰って来ました。
これはアラビア文字だと認識してから、
どこかでこの文字を習えないかなぁと思ってネット検索をしたことが始まり。
習うといっても、書いてみたいだけ。
話せなくたって良い。
アラビア書道教室を見つける
アラビア語を学ぼうと思ったら、
意外と教えているところは沢山あるし、
NHKラジオでアラビア語講座もあります。
ただ、あの美しい文字を書きたいと思って、習う場所があるのだろうか。
これがあったのです。
検索してから何年間は、何も行動をせずに、
存在だけ知ってそのまま。
それから、何で教室に行ってみた経緯は覚えていないのだけれど、
多分仕事がつまらなくて何か習おうと思ったのではないかと。
仕事終わりの平日に習い始めてから、
教室を転々として今に至ります。
書道教室は、カルチャーセンターでも開催されていて、
関東圏内だと、新宿、水道橋、北千住、恵比寿、横浜などにあります。
詳しくはこちら
アラビア書道とは？
それではアラビア書道について少しだけ。
説明できるほど、詳しくないので参考程度に。
アラビア文字は２８文字のアルファベットでできています。
語頭、語中、語尾によって形が変わることがあり、
それぞれの形が何パターンかあることもあるという難易度の高さ。
後ろに繋がる文字によって繋がる形が特殊なものもあります。
頭が混乱するのでこのぐらいで。
アラビア語には絶対必要なものがあります。
日本語では省略されても分かりますが、
主語のない文はありません。
アラビア文字と言っても、
沢山の書体があり、書体によって文字の形が全然違うものもあります。
アラビア語を使っている国の人でも、
書体によっては読めないものもあるそうです。
アラビア書道が盛んな国はトルコなのだそう。
ただし、トルコで使われている公用語はトルコ語です。
トルコの宗教は大半がイスラム教。
次にアラビア書道で使う道具についてです。
アラビア書道で使われる筆はいわゆる日本の書道の筆ではなく、
竹（現地ではアシ）を使って先を斜めに削ったものを使います。
これは先生に作ってもらっていますが、
書道家は、自分でこの筆を作ります。
筆で文字を書く時には、墨を使います。
墨は100円ショップで売っているサラサラとした粘度の少ない墨を使います。
使う紙はアート紙のようなツルツルと滑りが良い紙を使います。
アート紙のような紙がなかった時代には、
卵の白身を紙の表面にコーティングし、書きやすいように加工した紙を使っていたそうです。
アラビア文字を書く時には、
左から右に書くので、右利きの場合には注意していても、書いた文字を擦って墨が付いてしまうことが多々あります。
紙を斜めにして書いていくと、擦りにくくなりますが。
何となくアラビア書道についてイメージができたでしょうか？
そんなアラビア書道を習っていますが、
年に1度、アラビア書道展というものが開催されます。
ここ２年は続けて出展していて、今年も出展予定なのですが、
次の作品は、アラビア書道と草木染めを融合して何かできないかと考えています。
ちなみに、一昨年の作品は糸かけ曼荼羅と合わせてみました。
ところが、糸かけ曼荼羅を合わせた作品を作った人が私以外にもう一人いたのでした…
去年の作品は掛け軸です。
掛け軸に紙を貼る段階で、紙に跡が付いてしまうことに気がつきました。
本当はもう少し美しくしたかったのですが。
さて、どんな作品を作ろうか。
何か良い案があったら教えて欲しいです。
今回はアラビア書道についてでした。
ものづくりは楽しいですよ。
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