旅のお供に、暮らしのヒントになりそうな本

先月と今月旅行に行った時に、持ち歩いていたのはタブレット。
食べ物ではなくて、電子機器のタブレットのこと。
何のために持ち歩いていたかと言うと、電車や飛行機などで本を読むため。
家で読むよりも、乗り物に乗っている時間の方がなぜか本を読めてしまう。
それはさておき、オフラインでも電子書籍で読めるようにと何冊かダウンロードした。

その中で、稲垣えみ子さんという元朝日新聞の編集委員を経て、
退職後フリーのジャーナリストになった方の本にハマった。
この方を知ったのは、「もうレシピ本はいらない」という2017年に出版した本を記念して、
とあるブックカフェで開催されたトークイベントに参加したこと。


最初稲垣さんを見て驚いたのは髪型。
アフロ・・・確かに本の表紙も。
ただ、びっくりしたのでもう一度書きますが、
アフロで出てきた彼女は、もうそれだけで面白い人だろうと。
稲垣さんの著書にも書いてあったけれど、
アフロにしてから男女問わずモテるようになったという話がある。

余談ではあるけれど、私の友人がドレッドヘアで飲食店に入ったところ、
お店の人が外国人だと思って英語のメニューを持って来たことがある。

旅行中に読んでいた本↓

髪型もインパクト大ながら、やることがとても潔い。
例えば、福島第一原子力発電所事故が起こった時には、
個人的脱原発計画と称して、電気をなるべく使わない生活を送ろうと奮闘する話。
元々電気を沢山使っていたわけではない稲垣さんは、
抜本的な発想の転換が必要だという結論に至って、電気はないものという意識で暮らし始めた。

例えば、夜家に帰ってからも家の電気をつけずに、
しばらくの間は玄関で目を暗闇に慣らしてから家に入り、トイレもお風呂も電気をつけない。
電気をつけなくても、街灯や月明かりなど、
実は色んなところに明かりがあることに気が付いたそう。

何がこんなに面白いのかと思ったら、試行錯誤して普通大変だし、そこまでやらないだろうと
思うことを最終的には楽しんでやっていて、そこからの発見や気づきの視点が面白い。

稲垣さんがテレビを見るのをやめた時の話では、

窓の外から風の音や虫の鳴き声が聞こえてくる。それはこの家に10年以上住んでおきながら、ついぞ気がつかなかったサウンドであった。(略)
つまり何かをなくすと、そこには何もなくなるんじゃなくて、別の世界が立ち現れたのである。
もともとそこにあったんだけれども、何かがあることによって見えなかった、あるいは見ようとしてこなかった世界。

今ではあまりテレビを見ることも少なくなって、テレビはなくても良いかなと思う自分にとっては、この感性が新鮮だった。

かくいう自分も、テレビが無い時代があった。
きっかけは、テレビの地デジ化。新しいテレビを買ってまでテレビを見る必要があるのかと思って、地デジに対応させるのをやめてテレビを処分したのだ。
当時一人暮らしの私には、家の中には話し相手はいないし、音楽を聴く趣味もなく、
通りを車が走る音ぐらいしかBGMにはならなかった。
彼女のいう別の世界というよりは、
単純にテレビを見ていた時間が他のことをできる時間になったので、
時間が増えたという感覚にはなった。
その代わり、今だとテレビよりも確実にスマホを見る時間が増えているので、これは何とかしないとと思う今日この頃。

話が脱線してしまったけれど、自分が今持っているものや普段何気なくやっていること、暮らし方のヒントになりそうな本だなと思ったので、興味を持った方はぜひ。

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