染める前に大切なこととは?(精錬)

精錬とは?

精錬とは、布をきれいにする作業のこと。
草木染めだけではなく、何かで布を染める時には、染色に影響するので
やっておいた方が良い工程。

ぱっと見て汚れている布だったら、
とりあえず洗濯してから使おうと思うけれど、
新しく買った布だったら大丈夫だと思いがち・・・
でも、繊維には作っている工程で油や汚れが付いてしまったり、
糊や薬剤が付いている場合も。
そして、お店に行くまでどうやって運ばれて、
どんな所に置いてあったかも分からない。

そうそう、つい最近車で家から1時間ぐらいの場所に、
生地屋さんを発見して、
倉庫のようなお店に生地が山ほど積まれていて、
お宝探しのようでついつい長居をし、
結局そこで買ったのは1m210円という訳ありの綿生地。
これを染めようと思って精錬作業をしたので、その時の話を参考に。

精錬のやり方

精錬するには、どれだけ汚れているかを試してみながらやってみるのも一つ。
染色用の生地の中には精錬済みのものが販売されていることもあるので、
その場合は、そのまま使えるということなので、
自分が使う場合は、軽くお湯で洗ってから使う。

今回私がお店で購入した生地を、
最初はぬるま湯で中性洗剤を入れて洗ってみると、
黄色い液体が結構出てきた。
その後70度程度のお湯で湯洗いをしてみた。

それでもまだ黄色い液体が出てくる。
ということで、炭酸ナトリウム(ソーダ灰)をお湯に入れて、
更に弱火で温めながら布を洗った。
炭酸ナトリウムはアルカリ度が高いので、
汚れが落ちる反面、生地が傷むので程々に。

汚れがそれほど付いていない場合は、
中性洗剤で洗うか、大きなものは洗濯機で一度洗濯をした後に、
70度ぐらいの湯洗いで十分かと。

簡易的な洗浄方法↓


昔ながらのやり方だと、草木の灰汁を使う。
灰汁を使うと染まりが良くなると文献に書かれていたので、
今度は灰汁を使って試してみようと思う。

精錬しないとどうなるか。

精錬しないと、染まりが悪くなってムラになる原因になることも。
だから、案外この工程は大切なこと。

ただ、中古の洋服を染めようと思って精錬しても、
なかなか染みついた汚れは落ちにくいので、
どうしても汗をかきやすい部分とかは色ムラになってしまうことも。

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