「星の王子さま」という本を読んだことはあるでしょうか。
有名な名言の一つに、こんな言葉があります。
とても簡単なことだ。ものごとはね、
星の王子さま
心で見なくてはよく見えない。
いちばん大切なことは、目に見えない。
草木染めをやっていると、時々起こる不思議な現象。
それは、植物を煮出した染液の色からは、
想像できない色に染まること。
今回はそんな話です。
それは、先日ヤエムグラという植物の根っこで染めた時のこと。
Instagramでフォローしていた方が、
ヤエムグラで草木染め講習会を開催するというので、急遽参加することに。
ヤエムグラについてはこちらの記事↓
ヤエムグラで染めたいと伝えたところ、
もし採取したものがあったら、
ぜひ持って来て染めましょうと言われたので、
自分が採取して乾燥させたものの重さを量ってみると、
たったの1g・・・
何が染められるんだろう。
と思いつつ、持って行ってみたら、
講師の方から貴重な根っこを分けていただき、5gに。
それだけ?って思われた方は、ぜひ根っこを採取して欲しい。
根っこを集める大変さを体感できるから。
ヤエムグラの根をぐつぐつ煮出すとこんな色に。
うっすら赤みはあるものの、
これで染められるのかと不安になるレベル。
講習会に参加された方は、
インドアカネのチップを煮出して赤い染液で染めているのに、
自分の染液は、少し赤みがかったベージュ・・・
同じアカネ科の植物でも、含まれる色素や量は違う。
とはいえ。
恐る恐るこれで染めてみると、驚きの色に。
シュシュを見た瞬間、
可愛すぎて使えない・・・
って言ってしまうほどのピンク色。
その後、
シュシュを付けても、
別に自分からは見えないから良いやって
思うのが早かったのはまた別の話。
この講習会では、
講師の方が3年育てている日本茜を見せてもらった。
日本茜は、染料として昔は使われていたけれど、
今では自分で栽培するか自然に生えているものを探すか、
手に入りづらい貴重なもの。
それでも通販で、種や苗を販売している所はあるので、
種か苗を購入して育ててみようかと迷っていた。
そんな話をしていたら、
ありがたいことに3年ものの日本茜をいただけることに。
根っこを染料で使うので、
また種から育てる必要があるのかと思ったら、
さし穂でも育てらるとのこと。
ちなみに、アカネ科の特徴は、葉っぱのつき方が輪生なんだそう。
根っこが赤いからアカネ。
どうやってそれに気がついたんだろう。
いただいた日本茜を増やせたら、
それを使って草木染めワークショップをやってみたい。
まずは草木染めを体験することから、
草木染めをやってみたい方はこちら
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