マルシェで初めての草木染めワークショップを出店してみたら・・・

先月、町内に住む友人から、
主催するマルシェで草木染め体験をやりたいので
手伝ってもらえないかという話があった。

準備と当日のワークショップを担当することになり、
せっかくなので、草木染めの商品も置くことに。


草木染め体験で使う染液や当日使用する道具は、
前日に会場に運びこみ、
台所を借りて、4時間ほど染液を煮出して準備をした。

今回使った染液は、
お向かいの方からいただいたビワの葉と、
友人が自宅裏の山から採取した笹の2種類。


当日は、天気が良く暖かいを通りこして、暑いぐらい。

マルシェでは、飲食店に加えて、餅つきや、
楽器の演奏、カードゲームやステンシル体験など、
狭い路地裏の通りに少しずつ飛石のようにお店が並んでいた。


ゆるっとマルシェがスタートして2時間ぐらいは、
ぽつぽつと通り過ぎる人はいるけれど、
唯一、ワークショップを体験してくれたのは、
ワークショップのサポートスタッフ。
当事者だけれど・・・

それでもいきなり知らないお客さんで
本番よりは気分が楽でありがたいこと。

なんと言っても、マルシェでのワークショップは
初めてだったので勝手が分からず。

頭の中では、こうやって次はこうやると
手順をイメージしていたものの、
実際にやってみると、これはこうしない方が良いとか、
こんなものがあったら良かったなどと気がつくことがあった。
何事にも通じることではあるけれど、
実際にやってみることが大切。

ワークショップ一人目


午後からは、
少しずつお客さんが参加してくれるように。
その中でお客さんからアドバイスされたことが。

ワークショップの場所は、
古民家の前にある駐車スペース。
作業用のテーブルを、
入り口から2mぐらい離れた場所に設置していたので、
それはお客さんとして入りにくく、
離れた場所に自ら入ることはハードルがあるとのこと。

もっと作業テーブルを道路ギリギリまで
前に出した方が良いと言われて、
お客さんにも手伝ってもらいながら、
作業テーブルを前に出して設置してみた。

その効果もあってか、
ワークショップの参加者が増えた。
一つ学んだことは、
人に立ち止まってもらう工夫をすること。
自分がお客さんの立場だと気がつくことが、
意外と逆の立場だと気がつかない。

そして、想定していなかった
お客さんが参加してくれた。
それは7歳の男の子。

模様を付けるために、
ビー玉と、挟む部分が丸くなっている
洗濯バサミを使って、
自分なりにデザインしながら
四隅にビー玉を輪ゴムで縛り、
その内側には洗濯バサミを4つ付けて、
一番真ん中にはビー玉を輪ゴムで縛っていた。

お母さんにそばで見守られながら、
男の子が一人で黙々と作業する様子が
何だか微笑ましい。
できあがったハンカチを見て、
静かにできたーって感じで
手に取っていた姿を見て嬉しくなった。

1番嬉しかったのは、
ビワの葉でピンク色に染まったり、
笹の葉が鮮やかな黄色に染まったりすることを
知った人が
えー!そんな色が出るんだ!!
と驚いた時。

そして後悔したのは、
全然写真を撮る心の余裕が無かったこと。

そんなこんなで、
草木染めワークショップが終わったのでした。

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