カラスノエンドウ(マメ科ソラマメ属)
子どもの頃に、ピーピー豆といって、
さやを笛にして遊びませんでしたか?
至る所で茂っている逞しい雑草。
春になると、わっと広がったと思ったら、
いつの間にか豆が黒くなってそのまま枯れている。
戦時中には食糧難の中、食用として重宝されていたとか。
実際に私も何度か食べたことはあり、
まだ若芽の頃に花も一緒に炒めたり、
味噌汁に入れたり。
花だけサラダのトッピングにしてもオサレ。
若いさやは茹でたり炒めたりして
食べることもできる。
ただ食用で採取する時に、
一つ気をつけたいのはアブラムシ。
よく洗ってから使う。
カラスノエンドウは、
マメ科の特徴である根粒菌を呼び寄せ共存し、
土壌を豊かにする効果もあるので、
親の仇を取る勢いで根っこから引っこ抜くのはもったいない。
土を豊かにしているんだなぁと
温かい眼差しで見守るのも大事。
さて、このカラスノエンドウを
根っこから上の部分を使って染めてみると、
どんな色になるでしょうか。
結果
左からアルミ、銅、鉄媒染。
定番のアースカラー。
染液を作る時にはたっぷりめに使う。
コメントを残す