アオジソ(シソ科シソ属)
紫蘇って野草なんだろうか、野菜なんだろうか。
種を蒔いて育てたものは野菜という自分の物差しで考えると、
庭に生えている紫蘇は、
種は蒔いていないし、勝手にあちこちから出てきているので野草という括りに。
紫蘇といえば、薬味で使われていて、
魚の解毒効果があるので、お刺身と一緒に出てきたり、
漢方の生薬(赤紫蘇)としては、
発汗解熱薬として使われていたり、かなり昔から活用されてきました。
夏になると、紫蘇の出番が増えてきます。
赤紫蘇だと、梅干しに使ったり、紫蘇ジュースを作ったり。
青紫蘇は、冷やしうどんやそばなどの薬味に。
ちなみに、
赤紫蘇にはアントシアニンが沢山含まれていて、
夏の強い日差しから細胞を守り、
青紫蘇はアントシアニンが少ないけれど、
クロロフィルが沢山含まれていて、夏の強い日差しから守っている。
赤紫蘇で染める時には、
紫蘇ジュースを作るように酸性の水で煮出すと、
赤みのある色に染めることができるのだそう。
ただし、日光に弱いので、すぐに赤みは抜けてしまいそう。
青紫蘇は、緑染めに向いていそうなので、
アルカリ抽出で染液を作ると、少し緑味を帯びた黄色の液体に。
青紫蘇が茂りすぎて使いきれないぐらいある時には、
たっぷり使って緑染めを試してみようかなと。
それでは青紫蘇(アルカリ抽出)で染めると何色になるでしょうか。
結果
左からアルミ、銅、鉄媒染。
染液の色が濃かったので、
下地処理をしていない晒しを染めてみたけれど、思ったほど色が入らず。
下地処理をすれば、恐らくアルミ媒染でもっと濃い黄色に染まるはず。
次回はもっと沢山の紫蘇を使って染める予定です。
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